こちらの記事には、たくさんの反響をいただきました。
これを読んで、少なからずショックを受ける女性も多いのではないか……と思ったりもします。
さて今日は、子どもがどうして引き籠るようになるのか? について、性愛心理学的な視点をもう少し見ていきたいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
子どもの自信を奪ってしまう……お母さんがやってはいけないこと
このを読んで、少なからずショックを受ける女性も多いのではないか……と思ったりもします。
息子を手放す??
わたしはまだまだ大丈夫、まだもう少し大丈夫……
と思いながら、手放す機会をうしろへずらそうとするかもしれません。
けれども、あなたのパートナーは息子ではありません。
「そんなの分かっている!」と思われるかもしれません。
ですが、向き合うべき相手、頼る相手は……旦那さんです。
あなた自身の居場所を、しっかり創っていってください。
さて、ニートや引き籠るのは、男の子ばかりではありません。
女の子も同じです。
お母さんは、3歳ごろから子どもに生活の自立を促し、子どもが10歳にもなれば「先回りしてお母さんが子どもの世話をやいてはいけない」です。
これをやってしまうと、子どもは「自信がない子ども」になってしまいます。
深層心理から身動きができなくなる子ども
人であるわたしたちは、他の動物と違い、未熟なままに産まれます。
3歳ごろまでは、あらゆるお世話をしてもらわないと、命さえつないでいけないのが、人です。
けれども3歳を過ぎることから、子どもが興味をもったことを「自分でやらせる」ことが大切です。
この頃になると、子どもは「自分でやりたい」と言い出します。
お母さんの真似をしてみたり、お手伝いをしようとしたり……自分がまだやったこともないことを「やりたい」と言い出します。
当然……子どもにやらせるよりも、お母さんがやってしまった方が早いことです。
余計な用事が増えずに済みます。
それども子どもが興味を持った時に、それをやることができて、失敗して、泣いて、またチャレンジして……そうして自信を持つことができます。
失敗をしないと「自信」は生まれないのです。
ところが10歳を過ぎても、お母さんが子どもの先回りをして何もかもをやってしまうと、子どもは、「お母さんがやることが当たり前」になります。
そして、ちゃんとやってくれていないと、子どもはお母さんに怒るようになります。
子どもの深層心理は、「僕は何も出来ないんだから! お母さんが、ちゃんとしてよね!!!!」です。
———
自分はなにもできない。
だからチャレンジもしない。
お母さんは親なんだから子どもより先回りをしてやるのが当然でしょう!
———
このようなロジックが、自然に積みあがってしまうのです。
そしてそれをやり続けると……
40代になっても50代になっても「ぼく(わたし)は何も出来ないんだから!」といって、ニートになってしまうことが、往々にあるというわけです。
「子育て」とはつまり子どもの何を育てること?
自立には3つあります。
・精神的自立(人といのちを大事にする性的に適切な自立)
・生活の自立(自分で自分ことをする自立)
・金銭的自立(自分でお金の出入りを管理する自立)
そして15歳くらいまでに、これらができるように育ててあげるのが「子育て」です。
子育ての目的は、子どもがひとりで生活することができ、親以外の人とつながる力をつけてあげることです。
子育ては偉業です。
そんな偉業を、ひとりでやるにはとても大変です。
だからこそ、旦那さんのサポートが必要です。
旦那さんと向き合うことを、あきらめないでほしいと思います。
旦那さんと向き合おうとすると、あなたのが負っている「傷」がうずくのかもしれません。
けれども、あなたは悪くない。
少しずつで構いません。
子どもにエネルギーを注ぐことを辞めて、その分、パートナーに使ってあげてください。
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