パートナーシップの鍵はココロの境界線にあり!愛し愛されるを叶えるLOVEバウンダリー

いつも性育アカデミー協会のブログをお読みくださりありがとうございます。
【横浜・東京】性愛セラピストトレーナー・性育認定講師の石川エナです。

「ただいま~」と帰宅すると上着をその辺にポイっとして、くつ下を脱ぎ捨てる夫。
「洗濯物は洗濯かごに入れてよー」と何度か伝えたけれど、もって2、3日。数日後にはまた同じことを繰り返すから、結局私が片づけることになる。

心の中では「いいかげんにしてよ!私はあなたの召使いでもお母さんでもない!!」と思うけど、
言ったら夫も不機嫌になるし、家の雰囲気を悪くしたくなくて強く言えない、、。

このようなことが起こる心理的背景には、ココロの境界線が曖昧になっていることがあります。

このブログを読んでくださっているあなたは、本当はこんな想いをお持ちではないでしょうか。
疲れて帰ってきた夫を笑顔で迎えてあげたい。
世話を焼く存在ではなくて、頼れるカッコイイ男として夫を見たい。
自分もご機嫌でいたい。
 
そして、愛し愛される関係でありたい。
 
そこで今回は、自分も相手も大切にしながら愛し愛されるを叶えるための【ココロの境界線=バウンダリー】という考え方についてお伝えします。
 
あなたの幸せのヒントになれば幸いです。

ココロの境界線(バウンダリー)はどうして必要なの?

 
ココロの境界線とは『自分と他者との間にある心理的な境界線』という意味で、心理学用語では心理的境界線やバウンダリーと呼ばれます。
 
 
境界線を適切に引くことで、相手と良好な関係を築けるというのは、人間関係全般に共通する考え方です。
LOVEバウンダリーとは、その中でも特に仲良くなりたい相手との大切なココロの境界線と本文では定義しています。
 
 
この境界線が曖昧になると、他者の面倒を見過ぎてしまう、逆に面倒を見てもらうことが当たり前になってしまう、
人の顔色が気になって言いたいことが言えなくってしまうなど、様々な悩みや問題が起きます。
 
すると相手と良好な関係が築けず、結果的に相手のことを遠ざけてしまう。
他にも自分が相手から尊重されていないように感じたり、場合によっては心身に不調をきたすこともあります。
 
境界線が曖昧なために大切な人との関係が悪化したり、私たちの関係はこんなものだと諦めて関係が冷えていくというのは、なんだか悲しいですよね。
 
『自分も相手も大切にしながら愛し愛される』
そのためにはやはり、ココロの境界線を引くことが重要なのです。

ココロの境界線を引くための3ステップ

 
では、どのようにしてココロの境界線を引いていけば良いのでしょうか。
ここからは具体的な方法を3ステップでお伝えします。
 
STEP1 まずはココロの境界線に『意識』を持つことから始めてみましょう
自分が何かをするときや相手に何かをされたときに、その都度こう自分に問いかけてみてください。
「自分の(相手の)この行動は境界線を超えていないかな?(超えられていないかな?)」
この意識を持つことがココロの境界線を引く最初の一歩です。
 
最初は面倒に感じるかもしれませんが、今まで無意識にやっていたことを意識化することで、自分がいかに日常的に境界線を超えたり超えられたりしているかに気付くことができます。
 
STEP2 『ココロの境界線3つの心得』を思い出す
 
次に、もしも自分が相手の境界線を超えそうになった時には、これからお伝えする【ココロの境界線3つの心得】を思い出しましょう。
 
【ココロの境界線3つの心得】
・他者がやるべきことを自分がしない
・他者の問題を自分の問題にしない
・他者の責任を自分の責任にしない 
 
この心得は、手帳やスマホなどのすぐに見える所に書いておきましょう。
相手の境界線を超えてしまいそうになった時に、そのメモを見て思い出すことで、これは本来「誰のやるべきこと・問題・責任なのか」を冷静に考えることができます。
 
STEP3 『NO』と言うことを自分に許す
 
反対に、相手から自分の境界線を超えられそうな時には「NO」「私はそれは嫌だ」と言ってもいいんだと自分に許してあげてくださいね。
 
境界線が曖昧な人は、自分のことよりも相手の気持ちを大事にしてしまう方が多いです。ですから「NO」と言ったら相手が悲しむのではないか、傷つくのではないかと思って、自分が我慢することを選択してしまうのです。
 
けれど「自分も相手も大切にしながら愛し愛される」には、相手だけでなく自分も大切にする必要があります。
 人は自分を大切にできた分だけ相手を心から大切にできるものです。
 そして、自分の境界線がしっかりと引けてこそ、相手のバウンダリーも尊重することができるようになります。
 
ですから、相手から境界線を超えられて嫌だなと思った時には「NO」「私はそれは嫌だ」と伝えてもいいのです。

自分も相手も大切にしながら愛し愛されるLOVEバウンダリー

 
今日はココロの境界線(バウンダリー)についてお伝えしました。
 
LOVEバウンダリーは人間関係の中でも特に仲良くなりたい相手との大切なココロの境界線です。
 「自分も相手も大切にしながら愛し愛される」には、しっかりと境界線を引いていくことが大切になってきます。
 
ココロの境界線を引くための3ステップは、
1.一つ一つの行動に対して境界線の『意識』を持つこと。
2.『ココロの境界線3つの心得』を心に留めること。
・他者がやるべきことを自分がしない
・他者の問題を自分の問題にしない
・他者の責任を自分の責任にしない 
3.嫌だと思うときには『NOを伝えてもいい』のだということをお伝えしました。
 
実践してみて、境界線を引くのが難しいと感じる方もいるかもしれません。
それが愛し愛されたい相手ならなおさら。
 
境界線を引く難しさは、親子関係や過去の深く傷ついた経験(トラウマ)が関係している可能性があります。
 
そういった場合は心理セラピーによる感情解放なども有効です。
一人で抱え込まずに性愛セラピストにご相談下さいね。
 
ココロの境界線は人を突き放すものではなく、人と仲良くなるためのものです。
 
LOVEバウンダリーを引くことで『自分も相手も大切にしながら愛し愛される』関係をぜひ手に入れてくださいね。
 
最後までお読みくださりありがとうございます。

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石川 エナ

横浜市内のプライベートサロンRe:庵〜りあん〜代表。 二度の結婚をするも、コミュニケーションエラーやセックスレスにより離婚。 思えば、若い頃から恋愛をするたびに交際相手をダメンズにしてしまう、「ダメんず製造機」だった私。 30代、夫婦関係だけでなく仕事・友人関係・親子関係・・・ことごとく人間関係につまづく。 これは自分自身になにかあるのかもしれない?と思い、ココロについて学び始め、 自分らしく生き、愛し合うためには、「安心感」が不可欠だという考えにたどり着く。 現在は、ココロとカラダに「《 ほっと 》する安心感」と「《 Hot 》な情熱や温かさ》」を育てるお手伝いをするため、黄土よもぎ蒸しや心理セラピーなどを提供している。