はいさい♬沖縄で助産師をしているセラピストトレーナーのよしざわさなえです。
いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
性教育講座の中で、「子供といつまで一緒にお風呂にはいったらいいですか?」というお話がよくあります。
そこで今日は、お風呂卒業のタイミングと「性」の自立についてお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
お風呂の中は「性のお話し」のネタがいっぱい!
家庭の中には、「性」の話しをしたり、考えたりする場面はたくさんあります。
特に、お風呂の場面では、親と入るお風呂、兄弟で入るお風呂、公共の場で入るお風呂など、はだかとはだかの付き合いだからこそ、性教育のネタは豊富に含まれています。
そのためか、性教育講座の中でも、お風呂に関するお悩みは多いので、そのことについて書いていきますね。
親子ではいるお風呂、卒業のタイミングは??
このテーマに関しては、様々な家庭の中での状況は違います。
子供と一緒にはいるのがイヤで一度も一緒に入ったことのない方もいらっしゃいます。
また、よく芸能人とかで大人になってもお父さんと一緒に入るというアイドルの子達の発言も聞いたことがあります。
そこは家庭によって様々ですが、いつまで入るかに関してはどちらかが、違和感を抱いた時が辞め時です。
ある、お父さんから、こんな質問がありました。
「小学校2年生の女の子の父です。小さい時から、ずっと一緒にお風呂に入っていました。最近、僕の性器に興味がある様子。胸も少し膨らんできたこともあり、あまり一緒に入らない方がいいのでしょうか?いつまで一緒に入ってもいいですか?」
という質問。
小学校2~3年生の頃までの性器への興味は、男女の体の違いについての興味です。
自分にはないものをもっている・・・。
今までは意識していなかったけど、なんだか気になる。
単なる興味です。
だけどね、それに対して、お父さんが違和感を感じている。
きっとね、今までも、同じように性器に興味はあったと思うんです。
例えば、2歳の子が同じように性器をじっと見るなどの興味を表現したとしても、お父さんは違和感には繋がらないと思います。
ただ、小学校2年生になって、表現し始めた異性への興味に対して、父が何かしらの違和感を感じている。
そう!それは本当になんとなく感じた「違和感」なのです。
その違和感をもし感じたとしたら、ぜひ、お子さんと距離をおいてみるのもいいのではないでしょうか。
もちろん、子供から「一緒にはいりたくない」といっていつの間にか入らなくなったともよく聞きます。
共通点は一緒。
お年頃の子供と異性の親が一緒にお風呂を辞めるタイミングは「なんとなく感じる違和感」です。
違和感を感じた時の声かけの仕方
もし、親が違和感を感じても、「子供が一緒に入りたい」と言った時、なんて言ったらいいと思いますか?
女の子が月経が始まったら「あなたは大人の体になったんだよ。だから、お父さんとは一緒にはいるのは卒業しようね」と伝えてみてはどうですか。
男の子が精通が始まったら、「あなたは大人の体になったから、お母さんと一緒に入るのは卒業しようね」と伝えてみてもいいのではないでしょうか。
初経や精通を迎えたということは、妊娠するからだ、妊娠させるからだになるということです。
こども自身が自分の性行動に責任をもつこと、「性」の自立を伝えるきっかけにもなるのではないかなと思います。
親としては、少し寂しいのかもしれませんが、子供はいつか自立し、自分の人生を歩んでいく。
「性」を通して、子供達の自立を考えてみてくださいね。
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