はいさ~い♬沖縄で助産師をしてる性愛セラピストトレーナーのよしざわさなえです。
いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
性育講座をしていると、よく言われるのが、「今日、話した内容を夫にも話して欲しい」という声。
そこで今日は、夫が「性教育」に参加する方法についてお話したいと思います。
あなたの幸せのヒントになれば幸いです。
夫は性教育を学んでいない
さて、夫から子供に性のお話しをして欲しいと願う方へ。
まずは、男性の性教育歴を知っておくことが大切です。
実は、性教育というのは、女性であれば、小学校4~5年生で月経クラスが開催され、月経のこと、女性のカラダの変化などを学んできた経験がありますが、男性はほとんど学術的に学んでいないという現実があります。
現代の子育て世代の男性のほとんどが、性の情報は、友人や先輩からの情報が元になっています。
それが、いいとか悪いとかではありません。
ただ、自分の経験を子供に伝える時、何を伝えればいいのか、どう伝えればいいのかは、実際、彼自身も科学的にかつ客観的な学びしていないため、どう伝えたらいいのか、迷う方が多いのです。
また、自分もそうだったように、自然にどこかで学ぶだろうと他人事のように考えている方もいます。
だからこそ、妻から、子供にきちんとした情報を伝えて欲しいと言われても、何を、どう伝えたらいいのかわからないのです。
特に男の子を持つママは、男の子の性教育を夫に頼りがちですが、「えっ!?何言えばいいの?!」と迷う男性が多いのです。
父親から息子に伝える性教育
では、父から子供に性教育を伝えるためには、どのようにしたらいいのか。
まずは、お母さんが先に学んでから、夫に話しをしてみませんか?
「今日、性教育の講座で〇〇のこと学んできたよ」とか、「〇〇って聞いてきたんだけど、あなたが小さい頃はどうだった??」など、夫の経験を聞いていく。
夫の少年時代を思い出し、あのときの経験や葛藤を共有する。
意外と、男女ともに、お互いのことを知らない事ってたくさんあるのです。
例えば、わたしの場合、実は、精通という言葉を知ったのは、子供を産んだ後、助産師さんが開催している性教育講座に参加してからでした。
精通って知ってますか??
初めて射精することを精通というのですが、女性のカラダをもつ私からすると、なるほど~!!初めての生理を初経というように、男性にも初めての射精に名前があるんだぁ~!!
って感動したのを覚えています。
実際、お家に帰って、夫に「ね~ね~、精通って知ってる?!」って聞いたところ、「当然だよ」の反応。
実は、私、夫は知らないと思って、どや顔で説明しようと思ってたんです(笑)
「あっ!そうなんだ・・・」のあとに(苦笑)、質問の嵐です!!
「いつ?どこで?どんな状況?どんな感じだった??で、精子の処理はどうやってやったの?!」
質問すれば、答えてくれるから、なんだか、夫の知らないところを知って、なんだか嬉しくなりました。
あっ!話しがずれましたが、言いたいのは、男の人は、カラダの性について学術的には学んでいないにせよ、当たり前に知っているんだということ。
要するに、当たり前だからこそ、わざわざ言語化して、改めて他の人につたえるという発想がないのではないでしょうか。
「女の人にとっては、当たり前ではないんだよ~、だからこそ、細かいところは息子に伝えるのが難しいから、おとこ同士、話しをして欲しいんだよね~」
っていうことを伝えてみてはいかがでしょうか。
お父さん任せにはしない
夫が性教育に参加するためには、すべてを夫に丸投げしないということ。
お母さんが先に学ぶのもいいし、もし、一緒に学ぶ機会があれば、一緒に講座に参加したり、書籍を読むのもとてもいいですね。
下の本は漫画になっているので、男性でも読みやすいです。
夫に本を読んでもらいたければ、リビングに置いていたり、トイレに置いてると、読んでくれることが多いみたいですよ♬
さらに、お互いに小さな頃、どういう風に性情報に触れていたのか?どんな経験をしてきたのかをシェアできる関係性を築けたらいいですね。
父親が息子に話しをするのは、そこから先です。
もちろん、男性によっては、積極的に性教育を学び、即実践できるかたもいます。
そのあたりも含め、ぜひ、夫婦で取り組んでいきましょうね。
今回は、夫と一緒に取り組む性教育について書きました。
では、父親がいない男の子への性教育はどうしたらいい??
この質問もたくさん聞くので、次回はその点に触れていきたいと思います。
性育アカデミー協会では、日本全国に性育エバンジェリストが活躍しています。
家庭や地域で性育(性を育むこと)を広げる活動をしています。
家庭の中で夫との関わり方や子供との関わり方に悩んだ時、ぜひ、ご相談下さいね。
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