【お悩み】離婚に不倫……人を不幸にした「わたし」は幸せになれないのでしょうか? (その1)

今回のお悩み相談

今回は、離婚や不倫で人を不幸にした「わたし」は幸せになれないのでしょうか? というご相談です。

みっちさんの目に止まりますように……
最近夢でうなされるくらい苦しいので教えていただきたいです。

私は2年前に離婚しました。
離婚調停では全面的に、夫の不貞やお金のせいにして私優位で離婚しました。

でもほんとは私もダブル不倫してた。5年も。夫の不貞の発覚前に、、、夫の不貞は私の不倫のせいかも。

夫は許してくれたのに、私は夫の不貞を知ったとき、興信所をつけて証拠集めをし、離婚調停を有利にした。サイテーな女です。

私は夫との離婚理由を待っていた悪い女。
今その不倫の彼とはまだ続いています。

彼は奥様と離婚を頑張ってるけど、なかなか前向いて進まない。
奥様は離婚を頑なに拒否しているらしいです。

やはり、人を不幸に突き落とした私は、幸せにはなれないのでしょうか?

お教えいただきたいです。

彼とは別れたほうがいいんでしょうか?
人の不幸の上に幸せは成り立たないのでしょうか?

みっちさんにぜひぶった切ってほしいです。

 

幸せのヒントになれば幸いです

Rさん。
ご相談、ありがとうございます。

まず……
ぶった切りませんよ(笑)

自分が一番、自分を攻めているのでしょう?
なぜ、わたしがRさんを責める必要があるでしょう?

不倫→離婚という経験で感じている感情は、罪悪感というものだと思います。

無意識の望み

Rさんの人生は、Rさんのものです。

罪悪感から自分を解放し、自分を責めることをやめて幸せになるためには
わたしが、わたしに、こんな酷い体験をさせているのをやめる
それだけしか、方法はありません。

ただ……その「やめる」というシンプルなことをするのが、人は難しくもあります。
なぜなら、そこに「無意識」が関わっているからです。

つまり、自分を窮地に立たせたり自分で自分を責めてしまうのは、自分の内側の「無意識」が、それを望んでいるから、といえてしまうのです。

無意識を変える

無意識を変えることができると、今の状況を「やめる」というシンプルなことが簡単にできるようになります。

それにはまず、「自分を窮地に立たせたり、自分で自分を責め始めたのはいつからか?」を知る必要があります。

知る手がかりは、過去にあります。たとえば……


・インパクトのある経験
(家族や友達の死、虐待、性被害、など)

・我慢してきた成功体験
(嫌なものを嫌だといわないことで褒められた、など)

・自分は悪い子だと思い込んだ出来事
(「あんたなんか生まれなきゃよかったのに」といわれた、など)

・両親から「あなたが悪い!」と何度もいわれた経験

・私は嫌われている、と思い込んだ経験
(「なんでそんなこともできないの!」といつも怒られていた、など)

・両親の気持ちを背負ってしまった経験
(たとえば、お父さんと不仲なお母さんをいつもかばっていた、など)

・怒りを溜めてしまった経験
(「NO」がいえなかった、「嫌」といえなかった、誰かにいつも合わせていた、など)

 
このようなことが原因で、罪悪感を背負ったり、自分を自分で責めてしまうことが多いからです。

無意識を変え、自分で自分を責めることをやめるためには、このような過去のお掃除から始めることになります。

無意識を変えるために感情の問題に取り組む

とはいえ、いきなり過去のお掃除を完璧にこなすことは大変です。
なぜなら、生きてきた年数だけ「自分を責める習慣」を身につけてしまってきたからです。

長年の習慣や癖を改めるのと同じように、知らず知らずのうちに続けてきた「自分を責める習慣」をやめるには時間がかかります。
ここは、気長に取り組むしかありません。

一朝一夕に、無意識が変えられるわけではないのです。

もしかすると、Rさんにとっては、的外れな回答に思われるかもしれません。
けれども……この世の中は見える世界ばかりではありません。

表面的な知識で離婚のことや不倫のことをいくら理解しようとしても、解決できません。
ましてや、たくさんの本を読んで人から聞いて「テクニックや方法論を知っている」というだけでは、どんな変化も起こすことはできません。

彼とつき合い続けても続けなくても、根本的なことはなんら変わりませんし、同じことを繰り返すだけです。
Rさんが思い描く解決には至りません。

無意識の問題には、その人の「感情の問題」が深く関わります。
無意識の根本的なところに触れ過去のお掃除をするためには、この「感情の問題」に取り組む必要もあります。

 

さて、ここからのお話は少し長くなりますので、次回に綴っていきたいと思います。

<つづく>

(補足)
ちなみに、無意識を変えたり、感情の問題に取り組むために、「セラピー」というものが存在します。

セラピーは、日本ではまだ一般的とはいい難い現状があります。
しかし、セラピーが無意識の変化の手助けをします。

また、ひとりで取り組むよりも早く効果が表れる場合もありますし、なにより、そばで見守ってくれる人がいることは心強くもあります。

欧米に比べると日本ではまだ少数かもしれませんが、優秀なセラピストさんは全国にいます。
自分が信頼できる、といえるセラピストに、ぜひ出会ってほしいと思います。

「性」の問題を扱えるセラピストがいます

「本音」を見つけることが難しかったり、「怒り」をからだの外に出すことがしんどくなってしまったら、いつでもご相談ください。
あなたと伴走できるセラピストが、全国で活動しています。

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