昨日の記事では、「男性心理」についてお話ししました。
特に、男性にとって「すごい」という言葉の威力は、いろいろなところで影響してくることをお伝えしました。
なぜならば、「すごい」などの敬意を表す言葉は、男性にとってコミュニケーションの土台にあるからです。
さて今日は、もうすこし「男性心理」のお話をしたいと思います。
特に、多くの女性が「すごい」をいえない理由について、掘り下げています。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
女性にとっての「すごい」という言葉の感覚
どんな男性であっても、「女性を喜ばせたい」という心を持っているものです。
これは、基本的な男性の性質です。
けれども、もしそれができないとすれば……女性を喜ばすことができないなりの理由があります。
そのひとつが、「すごい」のコミュニケーションがお互いにできていない場合です。
多くの女性が「すごい」のコミュニケーションを間違って解釈しています。
それが、「すごい! と思っていないのに……すごい! なんていえません!!」というものです。
ここに、「女性らしい」想いがあるのかもしれません。
多くの女性が「すごい」という言葉のなかに隠し言葉があるようです。
たとえば……
(わたしと違って)すごい
(わたしには出来ないけど)すごい
というように。
それはつまり、「すごい」という言葉のなかに「勝ち負け」を感じるからだと思います。
「わたしが劣っていて相手はすごい」などという優劣が「すごい」の言葉のなかに入り込む傾向があるようです。
けれどもこの認識が、「すごい」という言葉に壁を作ってしまうのです。
SNSの「いいね」と同じようなノリで!
もし、「すごい」という言葉のなかに、「勝ち負け」や「優劣」といった認識があるならば、それは手放してください。
男性の「すごい」は、社交辞令のようなものです。
それは、女性の「かわいい」と同じようなものです。
たとえば、お友達から「ねぇねぇねぇ、わたし、髪切ったんだー」といわれたら……なんとも思わなくても「へぇー、かわいいじゃん」といった程度のものです。
女性がいう「かわいいね」のノリで、男性に対して「すごいね」といえば……円満です。
サラッとでいいのです。
ほんとうにそう思うかどうかは別として、SNSの「いいね」と同じようなノリです。
「相手のいいところ探し」のとっかかりに「すごい」を使う
「すごい」をパートナーに連発していると、パートナーはとてもご機嫌です。
ときどき、「いやいやいや、おまえもすごいで」と「すごい」返しをしてくれるほどです。
はじめは社交辞令であったとしても、相手がご機嫌だとこちらも嬉しいものです。
またそうしているうちに、相手の良いことろを見つけては「すごい」が出てくるようにもなります。
いわば、「相手のいいところ探し」をするとっかかりとして、社交辞令の「すごいね」が使えるのです。
パートナーシップのこじれは、相手のダメなところが目につくところから始まります。
そうしていつしか、お互いに相手のだめなところばかりを攻撃し合い、関係性をこじれさせてしまうのです。
目につくダメなところを無視すればいい、ということがいいたいのではありません。
あなたも「いやなところ」ばかりを指摘されると、指摘してくる相手を「こいつイヤなやつ」と思うのと同じように、あなたのパートナーも同じです。
ですから、ダメなところが目につくものは仕方がないとして、ちょっと考えてみませんか? という提案が「すごい」のコミュニケーションです。
社交辞令からでもかまわないのですから。
まずは「すごい!」「かっこいい!」という言葉を、たくさん使ってください。
これは別に、男性を操るための「褒める」ということではありません。
あなたも「だめなところ」を指摘されるのが嫌なように相手もいやだろうから……と、あなた自身の目線を変えるために使うのが、「すごい」という言葉であるだけです。
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