今回のお悩み相談
今回は、自分の趣味も楽しみもあるけれどパートナーとの距離だけは縮まらない、という方からご質問です。
44歳離婚歴ありの女性です。
付き合う人が毎回結婚までいかず、遠距離の人が続いています。自分の世界は十分にあり、仕事も管理職です。
趣味はダンス、お酒などいろいろと。
一人でも出かけるタイプです。今の彼は仕事が超激務。
徹夜も週に2回はあります。仕事が落ち着くと会いに来てくれますが、月に2回4時間くらい会えればいい方で、ちょっと淋しくなります。
先日までは仕事で余裕が持てず半年会えませんでした。自分で自分を楽しませてはいるのですが、まだ自分を満たすことが足りないのでしょか……?
幸せのヒントになれば幸いです
離婚経験ありで、ここまで一人で一生懸命にがんばってこられたんだなぁとお見受けしておりました。
そうしてご自身の楽しみも見つけて過ごしておられる。
素敵だと思います。
さて、遠距離の方がお相手であることが続いているということですが……
パートナーとの距離は、人との親密感の距離に比例する、という法則があります。
そのことも含めて、ご質問にお答えしていきたいと思います。
今の現状が、あなたのほしいもの
潜在意識には「手に入れているものがあなたの欲しいもの」という法則があります。
言葉でいくら「さみしい」「近くにパートナーがほしい」と思っていたとしても、手に入るのが遠距離の彼であったりなかなか会えない人ならば、潜在意識は「そういう彼がほしい」となっている、ということです。
もし仮にMJさんが、「なかなか会えない人がいい」と思う理由があるとすれば、どういう理由が考えられると思いますか?
心は「利得」を選びます。
つまり、「なかなか会えない人」の方が都合がいい、と理由がどこかに潜んでいることになります。
遠距離の彼が「離れて暮らすのは寂しいので、どうしたらいいか? を考えたんだよ。いっそうのこと一緒に住まない?」という人だったらどうでしょう?
実際に「忙しくて会えないから一緒に住もう!」となったカップルを何組も知っています。
ですから、「一緒に住もう!」といわれる可能性もあるわけです。
どうでしょう……MJさんは、彼にそういわれて「嬉しい! 一緒に住もう!」と即答できますか?
無意識にやってしまうことは、自分で意識して変えるしかありません
- 言う事きかなきゃいけなくなる
- 自分のペースを乱されるのがいや
- 自分の好きな事が出来なくなる
- 相手に合わせなきゃいけなくなる
こういう思考が出てくるならば、「依存的なマインド」が親密になろうとする関係を邪魔していることになります。
子どもの頃から積み上げてきた「よい子でいなければ愛されない」という間違った思い込みが隠れています。
「相手が言うことを聞いてくれるか、私が相手の言うことを聞かなければいけない」
まるで、勝つか負けるか、の勝負をしているようなものです。
相手に強迫的になるか、あるいは、自分が依存的になるか、でしか人に近づくことができない状況に陥ります。
そしてこのようなパターンは、相手を変えても同じこと。
自分を見つめていかない限り、このパターンから抜け出すことはできません。
自分の人生の選択は、あなただけのものです
そのままでも自由はあるし、楽しみもあるでしょう。
もし親密なパートナーができてしまったら……ケンカもあるし心を乱されることもあるし、どんな人生になるのかを予測することができません。
そのままの方が、楽かもしれません。
ただそのままでは、ロマンスや冒険は手に入らないかもしれません。
MJさんの現状では、自立的な自分の楽しみは持てるのだと思います。
けれども、「誰かと一緒に人生を楽しむ」ことには諦めがあるのでは? と感じます。
もしかすると今のMJさんの状況は、「一人より二人を選択してみてはどうですか?」そんな人生のサインなのかもしれません。
ここでいうサインとは、「一人で楽しんでいることに限界を感じるようになった」という状況を指します。
今のMJさんには、「一人を楽しむ」あるいは「二人を楽しむ」という二つの選択肢があります。
これは、MJさんの選択です。
ただ40歳を過ぎると選択は早い方がいいかなと思います。
年齢を重ねてしまうと、これまでと違った選択へ進むときに時間がかかってしまうからです。
MJさんのお幸せを、お祈りしております。
いつもありがとうございます。
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