今日は、こちらの記事↓
の続きです。
子どもの頃の家庭の環境が原因で心にトラウマを抱えたり、人間関係の生きにくさを抱えていることで、今が辛くて苦しんでいる方に伝えたいメッセージです。
たとえどんな親であっても、子どもは親が大好きだから……
昨日の記事の最後でもお話しました。
今から振り返ると……20代や30代当時のわたしは、不幸を持っていたかった、のだと思います。
なぜなら、その「不幸」を持っていると、わたしには手に入るものがありました。
それが、両親からの愛です。
わたしは、両親からの愛がほしかった。
だから、わたしが不幸であればあふほど「わたしは愛される」と思っていたのです。
大人になってからも、ずっと。
わたしが元気だと両親からいろいろな言いつけをされてしまう。
けれども、病気の時には気を遣ってやさしくしてくれる両親。
やさしくしてほしければ……「自分が病気になればいい」
自分がやさしくされるために体を悪くしないといけない
そんな思い込みばかりが、あったからです。
たとえどんな親であっても、子どもは親が大好きであるからこそ……この思い込みは、その子どもの「当たり前」になるのだと思います。
大人になってからも、ずっと握りしめているほど強力な思い込みです。
ほんとうは、どんな親も子どもを愛していて、健康であってもなくても、愛されるのに。
彼らなりの、愛し方で。
どうかお願いがあります
あなたに聞いてほしいことがあります。
あなたが、あなたの幸せをあきらめなければ、幸せになれる
あなたが不幸であるのは、あなたがあなたの両親に復讐をしているからです。
もしくは、復讐をしたい、誰かがいるからです。
あなたが不幸でさえいれば、両親にダメージを与えることができます。
あなたは、「わたしが不幸なのは、あなたたちの育て方が悪かったからなのよ! 責任とってよ!!」ということができます。
それでも両親は気にもかけないし、自分のことで精一杯だから……あなたはもっともっと不幸を伝えなければなりません。
どうかお願いです。
わたしが死ねばいい……
それだけはしないでほしい。
親をおもいきり憎んでいい。
気が済むまで、憎めばいい。
けれども、ある程度まで憎めば、あなたの心の中の親を捨てていいのです。
お母さんを助けなくていいし、守らなくていい。
お父さんの期待に応えなくていい。
自分が不幸になる復讐は、もう終わりにしよう。
それでもなお、両親がにくい。
両親のせいだ! と思いたいなら、それでもいい。
気が済むまで、憎めばいいから。
あなたが、あなたの幸せをあきらめなければ、幸せになれることには、変わりません。
このことだけは、頭の片隅に留めておいてください。
何千人ものクライアントさんと接してきて、ひとつの法則のようなものを見つけました。
またこれは、現代に確立されている心理学の智慧からも見えてくる法則であることがわかりました。
それが、両親との関係をパートナーに投影しやすい、というものです。
両親との関係性とパートナーシップを連動させて状況を考察する、性愛心理学の基礎にもなっています。
もし、パートナーシップがうまく築けていない、と思うことがああれば、パートナーに求めていることは、実は、親にしてほしかったことじゃないか? と疑ってみてください。
「あなたは幸せになっていい」
というのは、親への囚われを脱ごう、という提案です。
そして、あなたの親の代わりになってくれるパートナーではなく、あなたと共に人生をあるくパートナーを見つけましょう、という提案でもあります。
あなたの幸せへの第一歩を、あるきませんか?
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