旦那の気持ちが分からない! 男性心理の謎をとく、コミュニケーションのコツ

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

たくさんのご相談を頂戴しておりますが、特に夫婦関係やパートナーシップのご相談は多いです。

「旦那の気持ちが分からない!」とおっしゃることも多いのですが……

今日は、男性の気持ちを知るためのコミュニケーションのコツ についてお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

言葉に対する受け取り方のギャップ

自分の経験を顧みても、女性が男性に対して不平不満を持つとき、ある「ギャップ」が生じていることが往々にして見受けられます。

それは、「男性は「言葉」に対して女性ほど価値をおいていない」という点です。

むしろ男性は、「やったこと」の真意をそのまま受け止めてほしいと思っているからです。

つまり……

「やったこと」を見て欲しい

それが男性です。

 

あなたがなにかをお願いしたとき、旦那さんが「ん……」とたった一語、こちらに顔を向けるわけでもなく発したとしましょう。

そのあと、旦那さんはそれ以上なにもいわず、ニコリとすることもなく、あなたがお願いしたことを淡々とやりました。

あなたの頼まれごとをちゃんとやった旦那さん。

ところが……あなた、お願いをしたときの「ん……」というたった一語の素っ気ない態度が気に入らない……

そして、無言でニコリとすることもなく淡々としている旦那さんの様子が気になって仕方がない……

そんなことは、ありまえせんか?

男性の態度や言葉に女性が一喜一憂しないために

男性は、「やったこと」を評価してほしいと思っています。

女性ほど言葉に価値を置いていない男性にとって、「ん……」という一語の返事を、女性がそれほど気にするのか? とさえ思うこともありましょう。

男性にとって、「頼まれごとをやった」ことだけが、全てです。

そこさえちゃんと押さえておけば、極端なはなし……それ以外のことはどうでもいいこと、になっていることもあるのです。

 

このような男女の違いがあることを、押さえておくと、パートナーシップはスムーズです。

女性は、男性の言葉や態度に一喜一憂しなくてもすみます。

どちらにしても、あなたが男性の気持ちを分かりにくい、と思うのと同じくらい、男性は女性の気持ちが分かりにくい、と思っています。

また、女性が男性に「わたしの気持ちも察してよ!」といったとしても……男性も同じように思っているでしょう。

そもそも、男性と女性は、性質が違うのです。

一緒にしよう、一緒でありたい、というのが到底無理なはなしです。

でもだからこそ!

コミュニケーションと相手への思いやりが大切なのです。

「おだてる」ってどういうこと?

さて、男性の真意を読むときに、気を付けて欲しいことがあります。
女性は特に、これを男性にやってしまいがちです。

それが「おだてる」「ほめる」です。
「おだて」や「ほめる」は、おススメしません。

必要以上の気持ちは、かえって重くなります。
相手への心の負担にもなりかねません。
そして、あなた自身への負担ともなります。

こんなお話があります↓

仕事のため、翌朝早くに家をでなければならなかった女性。

ところが、GWの時期でもあり、また事前すぎたこともありタクシーを事前に手配することもできませんでした。

どうしようか……と思っていたところ、旦那さんが「送ってあげようか?」と言ってくれました。

女性は旦那さんに気を遣うので遠慮して「あなたも明日、お仕事早いのに、いいよ。なんとかいけるから!」といいました。

けれども旦那さんは、「いや。大丈夫! 5時半に起きるから」という旦那さん。

女性は、旦那さんの想いを受け取り「わかったー」と伝えました。

そして翌朝。

女性は早めに起きて仕事に出る準備。
旦那さんは5時半に起きて「じゃ、いこか」と目的地まで送ってくれた。

車内での旦那さんは無口。

女性は車を降りるとき「ありがとう! 眠いのに送ってくれて。たすかったー!」と旦那さんに伝えました。

旦那さんの返答は……「んー」

さてこの状況をイメージしながら、ひとつ考えてみてください。
「おだてる」とはどういうことでしょう?

 

旦那さんが朝早くに起きてきたとき
「えええええ!!! 偉いねーーー起きたんだーーーすごーーーい」

などの言葉で大げさにすれば、これは「おだて」

車内で、送ってくれたことになんども「ありがとうー!!」と言い過ぎると、これも「おだて」

その人の「価値」をみる

相手の真意を汲み取る、ということは、その人の「価値」を見ることです。

それは

相手がやってくれたどんなことに、自分はどんな感情(うれしい、たのしい、気持ちいいなど)を抱いたのかを、具体的に伝えることであり、また、「あなたはわたしの役に立ってくれた」を伝えることです。

それ以上の大げさな素振りも、大きな声も、必要ありません。

うれしかったこを、ひとことふたこと、具体的に、男性へ伝えるだけでいいのです。

 

女性は、ついつい大げさにしてしまいがちです。
それはもしかすると、女性は「そうしてほしい」性質を持っているからなのかもしれません。

けれども、男性は、女性と違うのです。
そこを、意識してみてください。

相手の価値を見る、ということは、そのままを受け取り、そのままを伝えることです。

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