今の夫婦関係をどうにかしたい? 修復したい?……この記事を読んでみてから考え直してみても遅くはありません。

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先日のこの記事では↓

まるで死んだように生きている「デッドゾーン」。ほんとうに、そこにずっと居続けますか?

2018-10-20
心理学の言葉で「デッドゾーン」とよばれる状態についてお話しました。

今日は、パートナーシップにおいて「デッドゾーン」を越えるためのお話をしたいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

必ず出てくる「デッドゾーン」

人が成長するためには、その過程が必要です。

いきなり明日から、「成長したよ!」という証が目に見えて現れるわけではありません。
じっくりじんわりと、成長が現れていくのです。

もしかすると、「成長している」ことにすら気づかないこともあるでしょう。

けれどもそれが「成長」というものです。

ときにはは避けて通れないような出来事がふってくることがあります。
まるで、「もうそろそろ次にいこうよ」と成長を促されるかのような出来事です。
これが「デッドゾーン」で引き起こされます。

つまりそのときあなたは、「デッドゾーン」にいるということです。
あるいみ、次の成長へと向かうチャンスでもあるわけですが……

 

「デッドゾーン」には、「死にたい……」と思わせるような死に誘惑であったり、「もうダメ……」と果てるような燃え尽きであったり、引き籠りや三角関係の要因ともなるエディプスエレクトラコンプレックスがあったります。

まさにここを越えることができずに、自殺してしまったり、パートナーと離婚をしてしまう……そんな状況に陥るケースが多く見受けられます。

特に、エディプスエレクトラコンプレックスは「三角関係」に陥りやすいパターンですから、不倫や浮気に走ってしまうこともあるでしょう。

たとえば
「旦那さんとは、もうあきらめているの。だからテキトーに他で恋愛して楽しんで……子どもが大きくなったら離婚するわ」

実はこれも、「デッドゾーン」のサインです。

デッドゾーンでのパートナーシップには、罪悪感が付きまといます。
旦那さんや妻が問題を引き起こし、パートナーに足を引っ張られるというケースもあります。

 

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※「エディプスエレクトラコンプレックス」については、下記の記事をご参考ください。

ニートや引き籠りから垣間見る「子ども」の葛藤。子どもをパートナーとの不仲の「はけ口」にしていませんか?

2018-10-17
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戦ってきた相手に自ら白旗をあげ相手を信頼して近づいていく

性愛心理学の入門講座や個人セッションで夫婦関係のご相談をいただくと、「デッドゾーン」の真っただ中にいらっしゃるのだな、と思う状況に多く出会います。

ときどき、経過をご報告くださることもあります。

旦那さんとの関係を修復中です。頑張ってきたんですが……旦那さんに『すごいね』『かっこいいね』ということに、かなりの抵抗があります……

旦那さんとの関係が最悪で、ひどくいじめられるようなことも言われてきました。でも……それでも彼を愛し抜くって決めて、この人を選ぶと決めて……いま、彼がやっと『おまえのこと、すきやわ』と言ってくれるようになりました

夫婦関係の修復には、怒りの感情や、これまで抑えてきたもろもろの感情を出す必要があります。

これには、とてつもない覚悟がいることだと、思います。
なぜならば、「愛し抜く覚悟ほど痛いものはない」からです。

夫婦関係がこじれているとき、二人はお互いに「戦っている」状態です。

「あなたは何もしてくれない!」
「あなたは何もわかってくれない!」
「あなたは話すら聞こうとしてくれない!」
「あなたが悪い!」「おまえが悪い!」の応酬です。

だから心は傷だらけ。
罪悪感と自己嫌悪の傷ばかりになるのです。

そしてここを越えるということがどういうことか? あるいは、それでも「愛し抜く」とはどいうことか? というと……

怯えながら刃物を持っている彼に、優しい目で近づいていくことです。
「あなたはわたしを刺さない」という絶対的な信頼と持ちながら、ゆっくりゆっくりと近づいていく。灼熱の炎に焼かれながらも、それでも前に進むのです。

夫婦関係を修復するとは、こういうことです。
戦ってきた相手に自ら白旗をあげ相手を信頼して近づく……これまでにやってきたことと180度違うことをするのです。

そのくらいの痛みと勇気が、愛し抜くには必要なのです。

だからこそ、ここをサポートしてくれる人が必要です。
それが、セラピストやカウンセラーです。
幸せなセラピストやカウンセラーの伴走とともに、在ることです。

うん◎と感情は体の中に溜めてははダメ!

セラピストやカウンセラーを頼るにも、勇気と時間がかかります。

これまで誰かを頼ることなくひとりで頑張ってきたなら、なおさらです。
仕方がありません。

けれども、あなたは、もうひとりで頑張ることをやめてもいいのです。

ひとりで頑張らないでください。

誰かに伴走をしてもらうこと、仲間とシェアしながら励まし合い、つながりを創っていくことを最優先にしてほしいのです。

 

旦那さんへ褒めることが言葉が言えないとき、そこにはまだ「怒り」が残っています。
自分では出したつもりでいても、根っこの部分では、まだまだ残っています。

感情というものは、出し切るまでずっとそこに留まり続けます。
もちろん、「怒り」も同じく、留まり続けます。

だから出し切るまでは、前に進めない……

「怒り」を外に出すには、
全身を使う必要があります。
身体を使って力を振り絞って出さないと……出ないのです。

自分では「怒り」を出しているつもりでも、全く出ていないこともあるのです。

中途半端な出し方では……次に進めません。

だからまずは、「怒りを許す」から始めてください。

自分に怒りを許してあげてから、怒りを出す。
決して、誰かにぶつけてはいけません。

できなければ、はじめはセラピストに手伝ってもらってください。
「怒り」を出すことは、なかなかにしんどいことだからです。

「うんちと感情は溜めちゃダメ!」
これは、師匠の名言です。

……たしかにどちらも溜めると……出すのは辛い……です。

 

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食を育てるように性を育てよう!
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