ついつい子どもや夫に「なんでやってくれないの!」と言ってしまう……そこから抜け出すための第一歩

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前回のこちらの記事↓

お母さんが子どもにやってしまう、しかも妻が夫にやってしまう心の拘束。実は、子どもや旦那さんの能力を奪ってしまうやっかいなものです。

2018-10-14

こちらに、お母さんが子どもに、妻が夫にやってしまう心の拘束のお話をしました。
心理学用語で、「ダブルバインド(二重拘束)」をしてしまうと、子どもや旦那さんの能力を奪ってしまうというお話でした。

 

さて今日は、このダブルバインドに関連して、衝撃的?! なことをお伝えします。

あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

衝撃的なお話とは……

心理学用語で、「ダブルバインド(二重拘束)」をしてしまうと、子どもや旦那さんの能力を奪ってしまいます。

お母さんは子どもに「帰ってきたら玄関の靴を揃えておきなさい!」といいつつ、子どもが玄関に戻ろうとする前に靴を揃えてしまう……お母さん。

夫に「洗濯物を取り入れておいてくれないかなぁ」といいつつ、テレビを見終える夫を待てずに、洗濯物の取入れをしてしまう……妻。

子どもや夫をダブルバインドで動けなくさせているのは、お母さんや妻なのですが……

ほとんどのお母さんや妻は、「自分が子どもや夫を動けなくさせていることに気が付いていない」のです。

これが……衝撃的な?! 事実です。

 

「だって、すぐにやってくれないとわたしにも段取りがある!」
「だって、いうとおりにやってくれないとめちゃくちゃになる!」

と思って、無意識に「わたしが全部する」を選択してしまうのでしょうか……

ならば、子どもや旦那さんが、あなたのお手伝いができなくて当たり前です。

子どもが靴を揃えないうちに、お母さんが揃えてしまうのですから、子どもは靴の揃え方を知りません。

夫が洗濯物を取り入れる前に、妻が洗濯を取り入れてしまうのですから、「洗濯を取り入れる」という習慣を、夫は身につけることはできないのです。

それに気づくと……あなたが困ってしまう?!

手伝ってくれない
やってくれない
わかってくれない
話を聞いてくれない

この「くれない」をやっているときは、自分が「手伝わせないようにしている」「やらせないようにしている」「わからせないようにしている」「話を聞かせないようにしている」ことに、気づいていません。

ですが、ほんとうをいうなら、自分が「そうさせている」のですから
「なんでやってくれないの!」
「なんで手伝ってくれないの!」
は、残念ながらお門違いです。

やってくれるようにすることをサボってしまったのは……お気づきかと思います。
その人自身なのです。

だからこそ、そこに気づくことができれば、いくらでも対応することができます。
どうしたら相手に手伝ってもらえるのか、やってもらえるのか、を考えることができるからです。

一方で、厄介なこともあります。

「それに気づいてしまうと自分が困る」という深層心理を抱えていると、自分がやっていることに気づくことができない、のです。

いや、「気づきたくないので気づかないようにしている」が、ぴったりな表現かもしれません。

そしてこのような「気づくと困る」を持っている人は、たくさんいます。

たとえば
———–
共働きで小さな子どもがいる夫婦。
パートが終わるとすぐに子どものお迎え。
買い物をしてご飯の支度。
なかなか寝ない子どもをやっとの思いで寝かしつけると、洗濯物の山をかたずける妻。
お酒を飲んで夜中に帰ってくる夫。
夫の仕事は忙しいから、といって、妻は家事も育児も引き受けています。
「彼の休めるところはこの家ぐらいだから」が口癖の妻。
———–

さて、この「妻」の深層心理には何があると思いますか?

 

<自分が何でも引き受けることで、自分の「価値をあげている」>という状態が、ここにあります。

この妻は、仕事もバリバリやって家事も育児も手伝い「君のためにおれ、がんばるよ!」といわれると……「わたしには価値がない」となるでしょう。

彼女にとってそれは、とても居心地の悪いものとなります。

だから夫がそうならないように……「全部自分でやる」のです。
自分の存在価値を、感じるために。

とにもかくにも、まずは「気づくこと」からしか始まりません。

けれども、こうしてこのブログを読んで下さっているあなたなら、大丈夫。
うすうす気づき始めているからこそ、読んでくださっているのです。

気づくまでに、いろいろなことがあったかもしれません。
お子さまの引きこもりや病気、あるいは旦那さんとの不仲……もしかすると、あなた自身が体調を崩してしまったり、うつになってしまったかもしれません。

「気づくこと」は、とてもしんどいことだと思われているでしょうか……
けれどこれが、自分の人生を生きる第一歩です。

あなたが自分の人生を生き始めた、大きな一歩です。

その一歩を、大切にしてください。
応援しています。

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