前回のこちらの記事↓
こちらに、お母さんが子どもに、妻が夫にやってしまう心の拘束のお話をしました。
心理学用語で、「ダブルバインド(二重拘束)」をしてしまうと、子どもや旦那さんの能力を奪ってしまうというお話でした。
さて今日は、このダブルバインドに関連して、衝撃的?! なことをお伝えします。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
衝撃的なお話とは……
心理学用語で、「ダブルバインド(二重拘束)」をしてしまうと、子どもや旦那さんの能力を奪ってしまいます。
お母さんは子どもに「帰ってきたら玄関の靴を揃えておきなさい!」といいつつ、子どもが玄関に戻ろうとする前に靴を揃えてしまう……お母さん。
夫に「洗濯物を取り入れておいてくれないかなぁ」といいつつ、テレビを見終える夫を待てずに、洗濯物の取入れをしてしまう……妻。
子どもや夫をダブルバインドで動けなくさせているのは、お母さんや妻なのですが……
ほとんどのお母さんや妻は、「自分が子どもや夫を動けなくさせていることに気が付いていない」のです。
これが……衝撃的な?! 事実です。
「だって、すぐにやってくれないとわたしにも段取りがある!」
「だって、いうとおりにやってくれないとめちゃくちゃになる!」
と思って、無意識に「わたしが全部する」を選択してしまうのでしょうか……
ならば、子どもや旦那さんが、あなたのお手伝いができなくて当たり前です。
子どもが靴を揃えないうちに、お母さんが揃えてしまうのですから、子どもは靴の揃え方を知りません。
夫が洗濯物を取り入れる前に、妻が洗濯を取り入れてしまうのですから、「洗濯を取り入れる」という習慣を、夫は身につけることはできないのです。
それに気づくと……あなたが困ってしまう?!
手伝ってくれない
やってくれない
わかってくれない
話を聞いてくれない
この「くれない」をやっているときは、自分が「手伝わせないようにしている」「やらせないようにしている」「わからせないようにしている」「話を聞かせないようにしている」ことに、気づいていません。
ですが、ほんとうをいうなら、自分が「そうさせている」のですから
「なんでやってくれないの!」
「なんで手伝ってくれないの!」
は、残念ながらお門違いです。
やってくれるようにすることをサボってしまったのは……お気づきかと思います。
その人自身なのです。
だからこそ、そこに気づくことができれば、いくらでも対応することができます。
どうしたら相手に手伝ってもらえるのか、やってもらえるのか、を考えることができるからです。
一方で、厄介なこともあります。
「それに気づいてしまうと自分が困る」という深層心理を抱えていると、自分がやっていることに気づくことができない、のです。
いや、「気づきたくないので気づかないようにしている」が、ぴったりな表現かもしれません。
そしてこのような「気づくと困る」を持っている人は、たくさんいます。
たとえば
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共働きで小さな子どもがいる夫婦。
パートが終わるとすぐに子どものお迎え。
買い物をしてご飯の支度。
なかなか寝ない子どもをやっとの思いで寝かしつけると、洗濯物の山をかたずける妻。
お酒を飲んで夜中に帰ってくる夫。
夫の仕事は忙しいから、といって、妻は家事も育児も引き受けています。
「彼の休めるところはこの家ぐらいだから」が口癖の妻。
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さて、この「妻」の深層心理には何があると思いますか?
<自分が何でも引き受けることで、自分の「価値をあげている」>という状態が、ここにあります。
この妻は、仕事もバリバリやって家事も育児も手伝い「君のためにおれ、がんばるよ!」といわれると……「わたしには価値がない」となるでしょう。
彼女にとってそれは、とても居心地の悪いものとなります。
だから夫がそうならないように……「全部自分でやる」のです。
自分の存在価値を、感じるために。
とにもかくにも、まずは「気づくこと」からしか始まりません。
けれども、こうしてこのブログを読んで下さっているあなたなら、大丈夫。
うすうす気づき始めているからこそ、読んでくださっているのです。
気づくまでに、いろいろなことがあったかもしれません。
お子さまの引きこもりや病気、あるいは旦那さんとの不仲……もしかすると、あなた自身が体調を崩してしまったり、うつになってしまったかもしれません。
「気づくこと」は、とてもしんどいことだと思われているでしょうか……
けれどこれが、自分の人生を生きる第一歩です。
あなたが自分の人生を生き始めた、大きな一歩です。
その一歩を、大切にしてください。
応援しています。
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