まるで死んだように生きている「デッドゾーン」。ほんとうに、そこにずっと居続けますか?

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

性愛心理学の入門講座でもお伝えしている、心理学用語で「デッドゾーン」という言葉があります。
実はこの「デッドゾーン」……特に日本人の8割くらいの人は、この状態から抜け出すことなく亡くなっていると、いわれています。

 

さて今日は、この「デッドゾーン」についてお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

心が死んでしまうとは?

「デッドゾーン」を英語にすると「Dead zone」となります。
つまり……「死んだ領域」です。

この概念は、セラピストであればよく知られているものだと思います。

燃え尽きてしまい自分ではもうどうしようもないと諦めてしまう……
そうして可もなく不可もなくやり過ごす、あるいは、あるのかないのかうやむやにする……

「なにごとも穏便に、事が荒立てられないように努力している」状態だともいえます。

ただ……ほんとうに諦めているか? といえば、深層心理では「そうでもない」のです。
どこかに「諦められない」という感覚を残しています。

「今がいいとは思わないけれど……ここから離れたらもっとひどい目あってしまいそう」
そんな葛藤を抱えてしまうかもしれません。

けれども、もしこの「デッドゾーン」ここから抜けたら、確かに、リスクはあるかもしれません。けれども一方で、同じ確率で「いいこと」は起こるのです。

「いいことが起こる」を信じることが出来ずに同じ場所にいる……まるで、赤ちゃんを生み出せない陣痛をずっと味わっているようなものです。

留まることは痛いとわかっていながらも、それでもそこに留まり耐えようとします。
過去には戻れない、だからといって前にも進めないから……現状に留まるわけです。

見慣れない天使の差し出す手より、見慣れた悪魔の手を選ぶような心境でしょうか。

このような心の葛藤も「デッドゾーン」で起こります。

デッドゾーンを越えると、真実のパートナーシップがあります。

未知だから怖い? 
ならば……ほんとうに、そこにずっと留まっていたいですか?

真実のパートナーシップを掴むためには、「デッドゾーン」を抜ける覚悟が必要です。

もし「そこにずっと留まる」ことに「NO」というならば……思い込みを流し感情を感じて解放し、未来に向かうこと。
そして進み続けることです。

まずは「いまここ」に居続ける言い訳をやめることが、大切です。

「お金がないから」
「子どもがいるから」
「忙しいから」
こんな言い訳を、やめること。

そして、それをひとりでやらないこと。

デッドゾーンを越えるためには、未知への怖さが伴います。
だからこそ「怖い」という感覚を越えるには、あなたが信頼できる誰かとともに在ることです。

「怖い」はあって当たり前。
けれども、それをひとりで抱え込まないこと。

応援しています。

 

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