「不幸になる」というのはどういうことか? を少し考えてみたことがあります。
結論をいえば「不幸になる人は『不幸を選んでいる』」になってしまったのですが……
では、不幸を選ばないためにはどうすればいいのでしょうか?
今日は、このことについてお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
現実を見ないから、自分で自分の首を絞めてしまう?!
「不幸になる人は『不幸を選んでいる』」と思うのがなぜかといえば、人と仲良くなることを避けている人が多い! と感じるからです。
パートナーシップにおいて「人と仲良くなる」という「親密感」はとても大切です。
この「親密感」を育めるかどうか? でパートナーとの関係性が変わります。
ところが……この「親密感」を避けている人がなんとも多い……
それなのに、「幸せなパートナーシップを築きたい」「もう一度幸せになりたい」とおっしゃるのです。
親密感を避け、仲良くなれない言い訳とクレームを使って相手を責めることは、自分で自分の首を絞めているのと同じです。
親密感を避けている限り、パートナーをいくら変えても同じ「不幸」が待っています。
さて、ここでいう「自分で自分の首を絞める」とはどういうことでしょう?
それは、現実を見ていない、ということです。
では何を見ているのか? というと……
「彼はこう思っているに決まっている」
「こうしたら、こうなると思うんです」
「彼は機嫌が悪くて、そんなことを思っているはずがないんです!」
「彼とは長い付き合いですから、わたしにはわかるんです!」
「彼の性格だったら、こうするはずなんです!」
これらを見続け、ずっと握りしめて離さないのです。
「逃げている」を隠してしまうから、辛くなる
「彼はこう思っているに決まっている」
「こうしたら、こうなると思うんです」
「彼は機嫌が悪くて、そんなことを思っているはずがないんです!」
「彼とは長い付き合いですから、わたしにはわかるんです!」
「彼の性格だったら、こうするはずなんです!」
これは、その人の頭の中にある自分自身との会話です。
脳内会話とでもいいましょうか……
つまりは、その人が作った「ファンタジー(物語)」であり、「リアル(現実)」ではありません。
「こうだと思うんです」
「こうなるにきまってる」
という言葉に、「本人に聞いてみた?」と切り返すと、ほとんど同じ返事があります。
「聞かなくてもわかるんです!」
これはすべて、その方だけの脳内会話。
「エゴの声」というものです。
そして、この裏を見ると何が見えてくるかというと……
「わたしはコミュニケーションから、逃げています」
「わたしは、相手に言葉をかけるのが怖いから、逃げています」
という状況です。
思い込みにやられて、自分のなかで作り上げたダークストーリーの中にうずくまり、「親密感」から逃げてしまているのです。
「相手と仲良くなろう」という意志は、むしろ皆無の世界です。
わたしは、相手とリアルに(実際に)コミュニケーションをすることでしか、人間関係での「幸せ」はないと考えています。
もちろん、パートナーシップも同じです。
噂話や過去の出来事の回想、そこから作っていった「思い込み」など、他人や過去の評価ではなく、人間関係は、「今、目の前にいる人を見ている?」に尽きるのです。
そのためには、相手とコミュニケーションをすることです。
実際に聞いてみて、話してみて、ようやく相手の「今」が見えるのです。
うそをつかずに自分を開いて行くことを、「怖い」と思うのも「人」であればこそ、仕方がないのだと思います。
けれども、逃げると余計に怖くなります。
ありのままのあなたを表現していくことから、リアルなコミュニケーションが始まります。
彼に思っている本心は、彼にいわずとも自分に隠さない、ごまかさない。
彼に聞いてみたいことを聞いてみる。
不安である気持ちを、脳内会話や不平不満の態度で隠してはいけません。
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