不安がなければ悩みがなくなる?! 不安はどこからくるの? 不安をなくす方法

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

たくさんの方のお話をお伺いしながら、ひとつ見つけたことがあります。

それは、多くの人が、「悩み」を持つときに「不安」という感情を根っこにしている

ということです。

 

そこで今日は、不安 をテーマにお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

不安はどこからくるの?

「不安」という感情がどこからくるのか、ご存知ですか?

「不安」という感情は、過去か未来からやってきます。

それはどういうことか? というと……以下をご覧ください。

 

昨日、友人と話をしているときに、少し乱暴な言い方をしてしまった……
気にしていないかな……
今度会うとき、どんな顔して会ったらいいんだろう……

「乱暴な言い方をしてしまった」は過去のこと
けれども、「気にしていないかな」と、今、過去のことを思って不安になっています。

「今度会うとき」は未来のこと
けれども、「どんな顔をして会ったらいいんだろう」と、今、未来のことを思って不安になっています。

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昨日、旦那とケンカした……
向こうが誤ってくるまで、絶対に許してあげない!

「旦那とケンカした」は過去のこと
けれども、「向こうが誤ってくるまで」という未来に期待して、今、「許してあげない!」と過去にしたケンカの不安を帳消しにしようとしています。

ということは……未来がくるまでずっと不安を隠すことになります。

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男って生き物は、すぐにウソをつく

過去に男にウソをつかれた経験があるから、今、男を一般化して「男という生き物=ウソつき」という。

ほんとうは、特定の男性にウソをつかれただけで、男がみんな、「ウソをつく生き物」であるわけではないのに。

これは、「これ以上、男性にウソをつかれたくない」という不安の気持ちが、「特定の男性」を「男」という総称に切り替えてしまう事例です。

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お金がどんどん減ってきた……どうしよう

たとえお金が減ってきているとしても、これから先(つまり未来)も、どんどんお金が減るとは限らない。
にもかかわらず、「どうしよう」と、今、不安になっている。

未来のことを先走りして、お金が減る、と決めてしまっている事例です。

——-

 

どの事例の「不安」も、「今」に発生しているものではありません。

どれもが、過去の経験や、未来を先走っていることで発生しているものです。

この場合、あなたは「今」にいるのではありません。
過去か未来のどちらかに、いるのです。

過去の経験を持ちだしてくる、ことが「過去にいる」ということです。
まだわからない未来を先走る、ことが「未来にいる」ということです。

慣れるまで、まずは「意図的」であることです

人の思考は、放っておくと80%がネガティブを見るそうです。

たとえば、嫌な思い出は勝手に出てくるのに、楽しかったり嬉しかった思い出は、意図的に思い出さなければ思い出すことができない、のです。

ほかには、たとえば。

流れてくる情報を何も考えずに見ていると、「事故ニュース」「○○が危ない!」「あなたは大丈夫ですか?」「病気にならないためには予防が大切です!」などという、ネガティブキーワードや、ネガティブを掘り起こすキーワードが目につくことが多くなります。

危機感や不安感に敏感なのが、人の本能なのかもしれません。
願わくばそれらに遭うことなく、回避できるものなら、したいというのが人の気持ちだと思います。

 

あるいみ、不安になる、というものが本能であり仕方がないものであるならば……
そして、過去や未来に不安の種をさぐるクセがあるならば……

わたしたちは、意図的に「楽しい」や「嬉しい」を探さなければなりません。

ネガティブなことがあったかなぁ? と探せなくなるほど、「楽しい」や「嬉しい」という想いでをたくさん創ることが大切になります。

そして未来に対しては、未来への信頼を、意図的に持たなければなりません。

もはや、ネガティブな未来など考えられないほどの「大丈夫」という信頼を、未来に持たなければならないのです。

 

では……

「楽しい」や「嬉しい」過去を意図的に創るために
「未来は大丈夫」という信頼を意図的に持つために

は、何が大切だと思われますか?

今! でしょ!

ここまで読んでくださったみなさまならば、もうお分かりかもしれません。

そう。「今」です。
「今」をどう過ごすか? がとても大切なのです。

「今」が、楽しい、嬉しい、のであれば、それが「過去」の思い出となります。
「今」の楽しいや嬉しいに充実すれば、分からない未来を先走る時間がもったいなくなります。

たとえ将来のことを考えることがあったとしても、充実している「今」の自分に対する安心感と信頼を元に、未来も切り抜けられるから大丈夫。という切り返しができるようになります。

これが、「今ここ」にいる、ということです。

そのためには、「今ここ」の感覚を、しっかりと味わうことが大切です。
過去のことを思い出したり、未来を先走ることなく、「今」を知ろうとすることです。

五感を感じることや、いまここの作業に集中する
目の前にいる人と、コミュニケーションを取る
目の前のすばらしさに心奪われる経験をする

はじめは、「今ここ」という感覚が分からないと思います。
ですからもし今、不安に苛まれていることがあれば、ご自身に問いかけて欲しいのです。

それは過去のことではないか?
それは未来のことではないか?

そうして訓練することで、「不安」というものが消えていきます。

もちろん、これは訓練ですから……1回や2回で「できないわ!」ではなく継続してください。

いまここには、不安のかけらもない。が、わかるようになるまで続けてみてください。
これは、できるようになるまで継続しなければ身につかない感覚です。

 

もしそれが難しいならば……あなたの周りに雑音が多いからです。

特に、スマホを見る時間を減らすことは、とても有効です。
あとは、大自然の中に入ること。

自然の中で、自分と対話することは、おすすめです。

応援しています。

食を育てるように性を育てよう!
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