お母さん、「子どものために」と自分の気持ちをがまんしないで

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

お金のために仕事をする
仕事のために勉強をする
子どものために働く
家族のために家事をする

どんな「○○のために」だったら、違和感なく聞こえますか?

「お金」や「仕事」を理由にすると、なんとなく嫌だなぁ、と思うかもしれません。
「子ども」や「家族」のためにとなると、「それは大切だよ」という方は多いかもしれません。

けれども今日のお話は、上のどれにも当てはまりません。

今日は、「あなたは人生の真ん中に、誰(なに)を置いていますか?」をテーマにお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

人生の真ん中には、誰が(何が)いますか?

あなたの人生の真ん中には、誰が(何が)いますか?

誰か(何か)のためにすることが、あなたの喜びであればいいのです。
けれども、「誰かの(何か)ため」は、自分を犠牲にしてやることではありません。

たとえそれが「子どものため」であっても、です。

子どもがかわいくて仕方がない、毎日一緒にいたい、その気持ちはわかります。
けれども、母親も人間です。

ずっと一緒にいれば……飽きます。
子どもの絶え間ない欲求に、イライラすることもあるでしょう。

けれどもそれを、「わたしは子どもが好きだから」と自分に言い聞かせるようにイライラすることを堪えようとしたならば……「好き」が「義務」に変わるのです。

 

日々から子育てサポートしてくれる人がいて、子どもを預けて自分自身も自由になれるならいいのです。
自分のことも楽しめて十二分にガス抜き出来るならば、自分も自由です。

このように、子どもも自由で自分も自由、という状況を作られている家族はたくさんいます。

けれども多くの場合は、自分で決めた子育てのやり方に縛られていたり、旦那さんや義両親に実家の目を気にして、誰かの価値観に合わせている「お母さん」は多いです。

「子どものためなら」といって、自分自身の気持ちを置いてけぼりにしてしまうこともあるでしょう。

あと何年、自分の気持ちを置いてきぼりにしたままにしますか?

「そのとき」がやってくるまで持ちこたえられますか?
「そのとき」がいつなのか、あなたには分からないのに。

人生の中心に自分を置く

ご機嫌に子どもと一緒にいるためにはそうすればいいだろう? と考えるならば、自分の人生の中心に自分を置くことから、はじめてください。

仕事もしたい
自分の時間も欲しい
子どもとも楽しく過ごしたい

と思うなら、子どもを保育園などに預けてもいいのです。

保育園で子どもは、お友達や先生とたくさん遊び、時には泣いて怒り、そうして社会性を身につけることをした方がいいのです。

この時期は、子どもの「身体」や「情緒」が育まれる時期です。
むしろ子どもがお母さんと離れることは、とても大切です。

 

お母さんは子どもがいない間に、子どもに邪魔されることなく家事を片付け仕事をしてください。もちろん、この間に、ほっと一息できるひとりの時間を持って下さい。

そうして子どものお迎えに行けば、笑顔で子どもを迎えられます。

子どもは笑っているお母さんを見て嬉しいです。
そんな子どもをみるのも、お母さんは嬉しいはずです。

人生の中心に「自分」を置こうとするときに気をつけたいこと

さて、自分の人生の中心に「自分」を置こうとするときに、気をつけたいことがあります。

それは、「自分」と「執着」を混同しないことです。

自分は「○○がいいと思っている」
ここにこだわりすぎると、むしろ自分を縛ってしまいます。

自分が「いい」と思っていることをすることが、義務になってしまうからです。
「自分のためにいい」と思っていたことであればあるほど、それをすることが義務になりやすいのです。

けれどもそれは、「執着」です。
「執着」が自分の真ん中になってしまった時点で、「自分」はなくなります。

だから、気を付けてください。

もし「○○がいい」といってやっていることがあれば……ぼちぼちこのへんで、「○○がいい」を脱ぎ捨てませんか?

そのこだわりを脱ぎ捨てるだけで、お母さんはもっと自由になります。

あなたが笑顔でいられるのは、無理がない、という状態にいるからです。

執着をしてしまった時点でそれが義務になります。
義務には「無理」がつきまといます。

 

ただしそれは、「いいと思っている」を否定しませんか? ということではありません。
「まぁ、それもいいよね」、そんな軽さを持ってみませんか? ということです。

軽やかに「まぁ、それもいいよね」といえるぐらいが、ちょうどいい。
そう思います。

どうか、「ちょうどいい自分」を見つけてください。
そして、「ちょうどいい自分」を、あなたの人生の真ん中に置いてください。

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