「本音を伝える」ができさえすれば、パートナーシップは格段にうまくいきます。
けれども、「本音が分からない!」「本当のことなんていえない」と思われている方も多いのです。
さて今日は、「本音」をテーマにしたパートナーシップのお話しです。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
「ごまかす」「にごす」を得意にしていませんか?
セラピーには、「true sentence(真実のことば)」というものがあります。
これをクラインとに言っていただくことでセラピーを進めていきます。
この「true sentence(真実のことば)」には、「○○をした」「○○である」という事実しか使いません。
彼はこう思っている、と思う
誰かがこんなことを言っていた
(一般的には)こういわれている
というようなものは、「true sentence(真実のことば)」にはならないのです。
では、あなたにとっての「true sentence(真実のことば)」とは何でしょう?
それは、目にみることが難しい「本音」といわれるものです。
感じなければ、言葉で表現することさえできません。
ところが、感じていても、女性は本音をいわずに「ごまかす」「にごす」方が得意です。
「本音が分からない」という場合は、それを知らず知らずのうちに隠してしまっているともいえます。
あなたにとっての「true sentence(真実のことば)」はなんですか?
「絶対にいや!」なのに、「ちょっといやかも?!」などと言っていませんか?
これは、本音を「ごまかす」「にごす」「かくす」に相当します。
「ちょっといや」って……いや? いい? をハッキリさせません。
「絶対にいや!」といえばいいのですが、それをハッキリと言えないから、あえて曖昧にしていしまうのです。
これを続けていると、だんだんと自分の「本音」すらわからなくなってしまいます。
また、相手に「本音」がどんどんいえなくなります。
それは、パートナーの心を遠ざけてしまうことです。
たとえばこんなとき、あなたらどんな本音に会いますか?
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子どものことでいっぱいいっぱいでイライラが募っている。
言うことを聞いてくれない子どもをなだめていると、イライラが募ってくる。
怒りたくないけれど大きな声を出してしまって……
一息つこうとおもっても、洗濯物も取り入れないといけないし、ごはんの支度もしないといけない。お風呂も洗わなきゃ……
なんでこんなにいっぱいいっぱいなんだろう。しんどいつらい……
旦那さんに話したいと思っても……仕事で大変だろうからついつい遠慮をしてしまう……だからといって彼が仕事から帰ってくると、なぜか不機嫌になってしまう自分がいる……
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こんなとき、家事が大変だからといって、たとえばパートナーに「家事を手伝ってほしい」というのが本音ではないはずです。
あなたがパートナーにほんとうに言いたいことは……
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もっと、あなたや家族にやさしくしたいのに、キーキーカリカリして余裕がない。
そんな自分が悲しくなる。
あなたにも笑顔でおかえりを言いたいけれど、ゆとりが無くて、あなたに当たってイヤになる。
だんだんとあなたのことも嫌いになりそうで、怖い。
どうしたら、ゆとりが出来るか? 一緒に考えてほしい。
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などの、「自分の気持ち」と「自分はどうしたいか?」ではないでしょうか。
悲しいことは、「悲しい」と伝えてください。
自分はどうしたいのか、どうしてほしいのか、を言ってください。
表面的なことでごまかすことなく
「悲しさ」を「怒り」に変えるのではなく
あなたの「本音」をパートナーに話すことができれば、その関係は格段によくなります。
応援しています。
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