昨日は「女性性」と「男性性」という概念について触れてみました。
今日は、この「女性性」や「男性性」という性質が、パートナーシップについてどのように作用するのか? についてお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
男性と女性は、そもそも相容れることがない存在?!
昨日の記事でもお伝えしたように
「男性性」や「女性性」は、お互いが極となりその性質は相反するものです。
そもそも、お互い交わることのない性質です。
あるいみ、お互いを受け入れがたいといえるのかもしれません。
そして、男性は「男性性」を51%以上、女性は「女性性」を51%以上備えていると、お話しました。
ん??! ちょっとまって!!
なにか気づいてしまいましたか??!
男女の関係も、極端なことをいえば「男性性」や「女性性」のようなものです。
お互いに性質が違い、また、得意なものが違うのです。
お互いに「相反するもの」……なのです。
しかも、男性の方が「男性性」の割合が高く、女性の方が「女性性」の割合が高い。
つまり、男性は女性よりも「男性性」を使う方が得意であり、女性は男性よりも「女性性」を使う方が得意、といえるのです。
上手く使えてなくて目につきすぎるようになると……厄介なのです
しかもやっかいなことに……男性は、女性の「男性性」をみると茶々を入れてきます
女性も、男性の「女性性」をみると同じように横やりを入れたくなるでしょう。
それは、その性質を得意とする側よりも「上手くない」から気になるのかもしれません。
茶化したくなる……といえば可愛いものですが。
そこが目につきすぎると、お互いがお互いにイライラする……そんな状態もよくあることです。
それはまるで、女性が懸命に目標や数字を追いかけリーダーシップをとろうとすると、それを見た男性が邪魔をしたくなるような感じ。
ときには、反対勢力となって圧し潰してくるかもしれません。
けれども女性は、その横やりを押し切ろうとします。
すると何が起こるのか……まさに、男性の「男性性」とと女性の「女性性」の衝突です。
けれども、ちょっと冷静にイメージしてみてください。
男性は「男性性」の方が得意なのです。
女性は「女性性」の方が得意なのです。
反目するのではなく、お互いの「得意なところ」を活かしあえればどうなのだろう??
お互いの「違い」を知ったうえで、足りないところを補うことができたなら……と。
お互いのエネルギーバランスが……崩れてはいませんか?
関係性が近い夫婦においても同じです。
夫婦がお互いに持つ「男性性」も「女性性」も、惹かれ反目し合います。
お互いの関係性が近くなれば、お互いの性質が惹れあうのも反発し合うのも激しくなることがあります。
たとえば、女性が「男性性」を家のなかでも使っていると、旦那さんの「男性性」が横やりを入れてきます。
もし、旦那さんが本来の「男性性」を社会のなかで活かしきれていないとすれば、なおさら絡んできます。
その時は、旦那さんが「男性性」を活かせる環境を整えてあげることも大切です。
自分のエネルギーを外に向かって思いっきり発揮することができれば、家でそれを発散する必要もなくなります。
あなたに対して、嫌味をぶつけてくることもなくなるでしょう。
一方で、あなた自身も、環境を変えてみるのはどうでしょう?
仕事で社会で「男性性」を使い続けて、かつ、家の中でもそれをしていると、あなたが持つ「女性性」が枯渇していきます。「男性性」に浸食されるようなものです。
けれども、思い出してください。
女性であれば、「女性性」の方が活かしやすいのです。
なのに、あなたは「男性性」を使いすぎている……家の中でも
あなたの心は、悲鳴を上げていませんか?
ほんとうは誰かに甘えたいのに……甘えることができない「強く見せる自分」を頑張っていませんか?
うちに籠ることは、決してわるいことではありません。
女性にとっては、自分自身への意識が深まるということです。
のんびり過ごすほどに、内側のエネルギーとめぐります。
「女性性」は、表ではなく、内側にエネルギーを回していくことが大切です。
あるべきエネルギーバランスを保つことで、「男性性」であっても、無理なく効果的にその力を発揮することも可能です。
男性の得意な「男性性」と、女性の得意な「女性性」。
もちろん、男性であっても「女性性」があり、女性であっても「男性性」があります。
お互いの少ない方は不得意で育てることが難しい……ならば、お互いの得意なところで補い合う、というのもパートナーシップの智慧です。
そして、不得意な方を育てるためにセックスを通じた交流ができたなら……お互いの得意な方が相手にめぐっていくというものです。
「男性性」も「女性性」も、相いれないからこそ「一緒に」「両立」とすることが難しい。
でもだからこそ、パートナーシップを通じて使いどころを知っていけば、「男性性」も「女性性」も強調されすぎることなく、また、枯渇することなく、上手く循環していくというわけです。
そしてセックスが、それらのエネルギー性質の「結び」です。
交わることで得意な方の良質のエネルギーをお互いに注ぎ合い交換し合う……
そんな「セックス」があってもいいのでは、と思わずにはいられません。
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