いっとき、「ありのまま」という言葉が流行りました。
今は、「自分軸」や「他人軸」という言葉は、珍しいものではないと思います。
むしろ、聞き飽きたぐらいかもしれません。
ここ2~3年の間には、「やりたいことをやりましょう」「楽しいことをやりましょう」という言葉がとても流行ったようにも思います。
たしかに、「ありのまま」や「楽しいこと」は、思う存分にした方がいいと思います。
けれども、これを勘違いすることもあるようです。
「ありのまま」と「そのまま」を、「楽しい」と「楽」を、ごちゃまぜにしてしまうような感じでしょうか……
今日は、ちょっとしたつれづれです。
がんばらないといけない、とき
私は、「がんばらないといけない」ときは、あると思っています。
それは、「自分軸」を満たすときにも、「やりたいこと」をやろうとするときも、「楽しいこと」始めるときにも、どんなときにも、訪れる「とき」だと思っています。
がむしゃらに頑張って、そのことに専念して……敢えていうならば「やらないといけない」、そんな時期です。
それはどんな時期かといえば……基礎体力や基本のスキルを身につけるとき。
わたしは思います。
基本のスキルをある程度身につけてから、そこでようやく「好きなこと」があるのだと。
一足飛びにはいけないものたち
「わたしの『好き』ってなんだろう?」
を探求するために、情報収集をしてみたり、手あたり次第に手を出してみたり……
ときには泣いて笑ってケンカして……
いろいろな出来事を越えて、それでも「嬉しい」という喜びを選択し、要らないものを削いでいくという作業が、そこにあるように思います。
高みの自分を目指すために、ストイックに自立を目指す。
そのための自律であり自制だったりは、どんなときも経る過程であるのだと、つくづく思うのです。
そしてようやく、誰かに貢献できる「わたし」になるのではないのかと。
仕事においても、人間関係においても、パートナーシップにおいても、同じだと思います。
一足飛びにはいけないのです。
もし、それを簡単にこなしている人がいるというならば、そこには、その人がこれまでに越えてきたものがあるはずです。
その人の過程を見ることなく、結果だけで「成功」や「失敗」を判断することは、おすすめしません。
自分にないものを憧れることは、誰にでもあることです。
また、「憧れる」ということは、そうなれる要素があなたにもある、ということにもなります。
だからこそ、「どんな人生を進みたい?」を自問しながら、自分の心と思考と行動を整えませんか? といいます。
心と体がちぐはぐで思ったことができない「わたし」
そこから卒業しようと決めて、仲間といっしょに「がんばらないといけない」ときをしっかり育むことができたなら、あなたの「憧れ」は、もうすぐそこです。
応援しています。
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