旦那さんや彼の機嫌をみてしまう、というクセを持つ女性は多いものかもしれません。
怒らせるとめんどうだし……
機嫌を損ねると細かくて口うるさくなるし……
力に訴えられると怖いし……
ということまでなりかねないと、想像できてしまうからかもしれません。
さて今日は、「相手」の機嫌と「わたし」の機嫌 についてお話したいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
相手の「不機嫌」に反応してしまうのは「わたし」
とても大切なことを、はじめにお話します。
それは、「不機嫌な人をみてどきどきしてしまうのは『わたし』」だということです。
あたりまえ?!
それはそうなのですが……ここをついつい忘れてしまうから、誰かの「機嫌」に振り回されてしまうのです。
不機嫌な人を見て「怒らせるとめんどうだから」と想像し相手を避けようとすることも「わたし」です。
一方で、「あ、このひと不機嫌だなぁ」と思っても、「どうしたの? 機嫌わるそうにみえるよー。体調わるいの?」と相手に近づくこともできるのです。
つまり……
どきどきしようが、最悪のことを想像しようが、相手に近づこうとしようが、目の前の相手の「不機嫌」に反応をしてしまうのは、いつも「わたし」だということです。
ならば、その反応を止めてみたらどうでしょう?
たとえ「どうしたの?」といったん近づいたとしても、特に何かしてほしい、ということでなければ、それ以上反応をせず、そのままにしておけばいいのです。
小さい頃からのクセが、相手を歪ませて見せてくる?!
機嫌が悪い人をみるとその人に反応してしまう、という要因に、小さい頃からのクセが付きまとっている場合があります。
たとえば、親に怒られるのが嫌で、親の顔色をみながら過ごしてきた「わたし」がいたとすれば、今、目の前の人の機嫌が悪いと、小さいときの自分を思い出してしまうのです。
パートナーに「いつも笑っていてほしい」と願うのは、もしかすると小さい頃、誰かに願っていたことかもしれません。
お母さん怒らないで。
ごめんなさい。
いい子でいるから……だから……笑ってくれませんか……
というかのように。
そんな昔のこと! と思われるかもしれません。
けれども、これはあなたが思う以上に根深いです。
無意識に刷り込まれた「思い」ほど質の悪いものはありません。
それが、大人になってからの人間関係にさまざまな影響を及ぼすことが多々あります。
特にパートナーには。
パートナーは、あなたの一番身近にいる人です。
相手は、自分の心を最も映してしまう「鏡」となります。
もし、ついついパートナーの顔色を見てしまうことがあるならば、それは、あなたの「子どもの心」がそうさせていると、思ってみてださい。
ということは……もしかすると、「不機嫌にみえる」こと自体が誤解なのかもしれません。
彼はあなたに対して何も思っていないのだけれど、たまたま疲れていて「そういう顔」になっているだけなのかもしれません。
不機嫌なのではなく、何かに困っているのかもしれません。
パートナーも人間です。
日頃から、気を遣う人ならば、自宅に帰って一番安心出来るあなたと一緒にいるときぐらいは、素の自分を出していたくなるものです。
そんな時もあっていい、と、あなたが思えたならば、彼も安心してあなたと共にくつろげます。
それに……もしあなたがご機嫌でいるならば、そのご機嫌が相手にも伝染します。
あなたのパートナーが、あなたの心を映し出す鏡ならば、あなたはパートナーの心を映す鏡でもあります。
つまり、あなたにパートナーの不機嫌を越える機嫌の良さがあると、その機嫌の良さは、鏡であるあなたを通じて相手の心に伝えられる、というわけです。
心を映す鏡のご機嫌がいいのに、その心がいつまでも不機嫌でいられるでしょうか……
だそれにもまずは、相手の不機嫌を越える、あなたのご機嫌の良さが大切です。
あなた自身が「ご機嫌」になることをしていないと、いけません!
相手の機嫌を見ている場合ではありません。
自分のご機嫌を満たすことを、考えましょう。
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