「愛されるため」の他人軸から抜けて、心から幸せに生きる「軸」の使い方

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
性愛セラピストトレーナーの石川エナです。

ご相談のなかで、「私はいつも他人に合わせてばかりで、自分軸がないのです。」
というお悩みを聞くことがよくあります。

そこで今日は、他人軸はダメなものなのか?
そして、心から幸せに生きるための「軸」の使い方についてお話したいと思います。

あなたの幸せのヒントになれば幸いです。

自分軸・他人軸って?

他人軸とは、他人の考えや価値観を基準に自分の言動を決めること。(依存の状態)
自分軸とは、自分自身の考えや価値観・内なる声を基準に自分の言動を決めることです。(自立の状態)

 「自分の軸を持ちましょう!」「自分軸が大事!」という言葉を聞いて、「他人に合わせてしまう自分」や「他人の言葉に影響され、ブレてしまう自分」を責めてしまうことはありませんか?

自分軸で生きることはとても大切だと思います。けれど、他人軸で生きることが=悪い、ダメというわけではないのです。

ただ、他人軸ばかりで生きていると、他人の考えや価値観に依存している状態なので、苦しくなったり生きづらさ・不自由さが出てくることが多いのです。
なので、まずは他人軸で生きることから抜けていく。そのために、自分軸が使えるようになることが大事なのです。

そして最終的に、どんな「軸」も選べる自分になれた時、人は心から幸せに生きられるのではないでしょうか?

人は他人軸からはじまる

生まれたばかりの子どもは、自分では食事も排泄の処理もできません。親(養育者)に依存しなければ命を維持することができない状態で数年を過ごします。

そのため、親からの保護を受けようと子どもは必死になります。小さな子どもにとって、親から愛されないことは命の危険につながっているのです。だからこそ、子どもは「愛されるため=命のため」に、親の考えや価値観に従い、他人軸で生きるのです。

 この他人軸を、大人になっても持ち続けているために起こるのが、生きづらさや苦しさ・不自由さなのです。
親や世間の価値観に縛られて、他人軸から抜けられずにいるわけです。 

けれど、大人になって食事も排泄の処理もできない人はいませんよね?(笑)
親の言うことを聞かなかったら命が危ないという状況は、大人の私たちにはもうありません。

そこで大事になってくるのが、自分軸なのです。

幸せに生きるための「軸」の使い方

自分の考えや価値観・内なる声に従って生きる。
そんな自分軸で生きていくには、自分の好きなものや心地よいものを選択していくこと。

目で見て、耳で聴いて、鼻で嗅いで、口で味わって、肌で触れて。
自分が心地よいと思うものを身の回りに揃えていくことから始めましょう。

そして、不要になったモノや価値観を手放していくことも大切です。
もう一つ、大切なこと。
それは、人の言うことや意見にNOという勇気をもつこと。

 そうして自分軸で生きられるようになると、その先にはまた他人軸が待っているのです。
「ふりだしに戻るの~?!」なんて声が聞こえてきそうですが・・・(笑)

その先にある他人軸は、ある意味「命のために」選択せざるを得なかった義務的なものではなく、「与えたい」という気持ちからくるものなのです。

 それは、「愛されるため」ではなく「愛するため」の他人軸。

 この他人軸は、自分軸の先にしかありません。
「愛するための」他人軸や自分軸を、自由に選択できるようになることが、心から幸せに生きていくために効果的な「軸」の使い方ではないかと私は思います。

幸せに生きることをあきらめない!なら・・・「愛されるため」の他人軸から抜けることです。

そのための一歩が、自分が心地よいと思うものを身の回りに揃えていくこと。
そして、自分が嫌だと感じるものへ「それは嫌なんだ(NO)」と伝えることが大切です。

価値観の手放しやNOという勇気をもつことは、最初は難しいかもしれません。
そんな時は心理セラピーも有効です。
一歩踏み出したいときには、
性愛セラピストにご相談下さい。

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石川 エナ

横浜市内のプライベートサロンRe:庵〜りあん〜代表。 二度の結婚をするも、コミュニケーションエラーやセックスレスにより離婚。 思えば、若い頃から恋愛をするたびに交際相手をダメンズにしてしまう、「ダメんず製造機」だった私。 30代、夫婦関係だけでなく仕事・友人関係・親子関係・・・ことごとく人間関係につまづく。 これは自分自身になにかあるのかもしれない?と思い、ココロについて学び始め、 自分らしく生き、愛し合うためには、「安心感」が不可欠だという考えにたどり着く。 現在は、ココロとカラダに「《 ほっと 》する安心感」と「《 Hot 》な情熱や温かさ》」を育てるお手伝いをするため、黄土よもぎ蒸しや心理セラピーなどを提供している。