どうして誰かと比べてしまうのか? 頭で分かっていてもやれない……で終わらせないために

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

男性に対して「すごいね」といえない女性は、意外と多いのかもしれません。

なにもないのに、旦那さんに「すごい!」なんて言えないよ……
という声は、それほど珍しくもないからです。

さて、今日のお話は「パートナーシップ」がテーマであるというよりは、人間関係全般にいえるお話かもしれません。

わたしはどうして誰かに「すごい」といいずらいのか? について迫りたいとおもいます。

あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

負けてたまるものか!! なの??

たとえば

旦那さんのいいところを褒めてみたり
苦手な上司が「やっている」ことの価値をみることや
男性に対して「すごい!」ということなど

男性をヒーローとしてみるという、そんな思考を持っている女性はどのくらいいるのでしょうか……

わたし自身、昔は「そんなことできない!」と思っていたほうでした。

ましてや、弱音を吐いたり、男性を頼ることが、「男に負ける」ことだと思っていたのです。

そして、「男に負けてたまるものか」と思ってさえいました。

男性に「すごいね」というと、相手が調子にのるだけ、だと思っていました。

なぜこの人ばかりが褒められて、わたしは誰も褒めてくれないの!! とさえひがんでいました。

けれどもそこには「わたしの方がすごいんだよ」という思いがあり、また、自分が「すごい」といって欲しかっただけだったと振り返ります。

ほんとうは、一番、褒められたい「わたし」

誰かから「すごい」といわれたい
周りから「あなたは優秀だ」と言われたい
職場で「男よりも出来るよ」と言われたい

と思っているのは「あなた」自身です。

それはなぜだと思いますか?

そこには

自分で自分をすごいと思えないし
他人の評価でしか自分を良いと思えないし
誰かから褒めてもらわないと出来がいいと思えない

「あなた」がいるからです。

そして、その根底にあるのが……

認めてもらえないままのわたしでは、誰からも愛されない!!!
がんばらないと認めてもらえない。
女だからダメなんだ!!!

という信念があるからです。

けれども、一体誰に、そんなに「認めてほしい」のでしょうか……
そんなことを考えたことはありますか?

多くの人が、「誰に」の部分に、「自分に」と入れてあげようとしないのです。

頭で分かっていてもやれない……で終わらせないために

さて、誰かに対して持ってしまう「負ける」という気持ちは、自分以外の誰かと競争するから芽生えてしまいます。

ですから、競争しなければ、いいわけです。
まずは、誰かと競争することをやめる、ことです。

そのために必要なのが、これです。

がんばる私も、がんばらない私も価値がある。
認められても、認められなくても、わたしはすごいしかっこいい!!
女のわたしは、そのままでいい。
男になれなくても、わたしにはわたしの魅力がある。

この信念です。

あえていうならば「信念を書き換える」とでもいいましょうか。

頭では分かっている! それができたら苦労しない……
そのような時のために「セラピー」というものがあるのです。

セラピーという方法を使い信念を書き換え、心という信念と体という行動の一致を促そう、というわけです。

頭で分かっていることを「やる」ための第一歩として。

わたしもすごい。相手もすごい。

がんばる私も、がんばらない私も価値がある。
認められても、認められなくても、わたしはすごい。
女のわたしはそのままでいい。
わたしにはわたしの魅力がある。

という信念があると、「わたしもすごい」「相手もすごい」が自然と分かるようになります。

自分の得意なこととは違うけれど、相手の得意なことも見えてきます。

ですから、「わたしもすごい。旦那さんもすごい!」と、当たり前のように思えるようになるのです。

するとどうなると思いますか?

こんなにすごいわたしを選んでいる旦那さんって、ほんとうにスゴイよね!!

わたしが選んだパートナーなんだから、それだけで、旦那さんってスゴイよね!!

となるわけです。

 

自画自賛?! おおいに結構ではありませんか!

自己価値をあげるだけで、誰とも競争をする必要がなくなります。

相手が女性であろうが、男性であろうが、「競争」という言葉を当てはめることすら難しくなるでしょう。

男性に負けられない、ということは、男性に負けていると自分が思っているからです。

誰かと競争する、ということは、自分のひとり相撲です。

勝ち負けで測る人間関係ではなく、一緒に遊べる人間関係でありたいものです。

もちろん、パートナーシップにおいても同じです。
彼と競争をするのではなく、一緒に人生を遊ぶパートナーとして接してみてください。

わたしが選んだパートナーなんだから、それだけで、旦那さんってスゴイよね!!

なのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

後藤 安賀里

フランスでの結婚生活を終え、娘を出産。帰国後、京都大学にて、病院財務に経緯管理、再開発事業に携わる。 仕事と子育てとの両立に悩み、心の勉強を始める。同時期に、「性犯罪」のトラウマがある私が、「心と体はどうやって守ることができるのか?」の自問を繰り返し、心と性を扱うセラピストとなる。 2016年に京都大学を退職。翌年には、退職後の活動がNHK総合の番組や朝日新聞のデジタル紙にて「新しい働き方」として紹介される。現在は、大阪市内で古書販売を行うコミュニティサロンを運営。1年間に50回以上の読書会などのイベントを開催。大阪府の男女共同参画推進財団からの依頼によりセミナー講師も務めるなど幅広く活動をしている。