女性性の話をしてきましたが、たくさんのメッセージを頂戴しました。
ありがとうございます。
こちらに、関連する記事をあげておきます。
どうぞご一読ください。
さて、今日も「男性性」と「女性性」をテーマにお話します。
ズバリ……女性のみさま。男性化することを辞めませんか? というお話です。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
その行動は、「男性化」を早めているかもしれない?!
女性にとって「やすむ」「ぼーっとする」は、とても大切なことです。
この「やすむ」や「ぼーっと」ができないと、女性性が枯れていきます。
こちらでもお話しましたが、女性は「女性性」を、男性は「男性性」を活かす方が得意なのです。
たとえば、自分以外の誰かのために力を使うことが得意なのは、男性です。
それは、男性の方が「男性性」という、義務や犠牲を果たそうとする性質が強いからです。
ところが、「子どものために」「生活のために」「家族のために」「お金のために」「仕事のために」なにかをしようとする女性が多いのです。
これは、男性が得意とする「誰かのために」という「男性性」やり方です。
女性はむしろ「自分のために」エネルギーを蓄えそのエネルギーを流すことの方が得意なのに。
さて、もし、女性が「子どものために」「生活のために」「家族のために」「お金のために」「仕事のために」と一生懸命になるとどうなると思いますか?
女性が男性性のやり方ばかりをしていると「男性性」が優位となり、まるで家の中に、旦那さんとあたなの二人の「男」がいる状態になります。
旦那さんとあなたが、共に義務や犠牲に嵌ってしまいます。
そして、家の中でこの二人の「男」の戦いが起こってしまうのです。
どれだけ仕事を頑張っても成せないもの
女性では、自然に成せないことがあります。
それは、どれだけ仕事ができても、どれだけ優秀であっても、どれだけ頑張っても……「男」には成れない、ということです。
「男」に成れないことぐらい、当たり前でしょ?!
そう思われているかもしれません。
ですが……実際に、男性化している女性は多いのです。
頭で分かっていることが腑に落ちている、というのは、また別のお話なのかもしれません。知らず知らず……なのでしょうから。
性転換手術をして「男」になる、ということなら別です。
けれどもそうでないならば……あなたの半分以上を占めている「女性性」のやり方をもっと意識していきませんか?
男性性には、火を燃やすように突き進む性質があります。
一方、女性性には、お水を流すような性質があります。
男性性と女性性の力は、まるで蒸気機関車を動かすように、あなたを動かします。
男性性の火を使って燃料を炊き、燃料を炊いているときに出てくる蒸気、つまり、女性性の水を集めて機関車を動かす、そのように相互作用するのが男性性と女性性です。
ですから、男性性には女性性が必要ですし、女性性には男性性が必要です。
お互いの質は異なり反目しあう二つ性質は、お互いの得意なところを活かすことで協力し、大きな力を生むわけです。
決して、男性性が優秀なわけでも、女性性が優秀なわけでもありません。
それぞれの特徴を知り、最大限活かせるようにすることが大切なのです。
そして、それは男と女も同じです。
お互いに異なる価値観であり、相反するものであるからこそ……二人であると大きな力が生めるのです。
お互いに協力することで、命さえ生むことが、できるわけですから。
女性に大事なことは「まみむめも」
「女性性」には、ゆるむことや、ゆとりを持つことが必要です。
「余白」というと、余計なものであったり無駄なことを想像するかもしれません。
けれども、この「余白」がないと、女性性は滞ります。
女性性を育てる合言葉は、「まみむめも」です。
「ま」は「間」。つまり、ゆとりです。
「み」は「満」。つまり、満たすことです。
女性は「水」の性質がありますから「潤いを満たす」……「綺麗にする」「艶やかである」でもいいでしょうし、「心を満たす」といってもいいかもしれません。
「む」は「無」。つまり、空っぽの状態です。ぼーっとすることでもあります。
「め」は「愛でる」の愛。これには、「ゆるし」という意味もあります。
「も」は「もらう」。つまり、受け取ることです。
女性がゆっくりゆったりするほどに、男性も満たされます。
女性の豊かさは、物質的な豊かさではないかもしれません。
どちらかといえば「見えないもの」……たとえば、心や気持ち、あり様などの豊かさです。
それに、女性性が持つ「ゆるし」や「受け取る」ができないと、どちらにせよ、物質の豊かさも入ってきません。
どうか、今すぐ男性化することをやめて、自分が「女性」であることをゆるしてあげてください。
応援しています。
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