パートナーシップや親子関係、職場などでのご相談メールやコメントをたくさんいただいております。
ありがとうございます。
全ての内容に目を通しております。
メールやコメントを拝見させていただきながら感じることは、多くの方が心理やスピリチュアルなことを学ばれているのだなぁ、ということです。
ご相談を受けるこちらも身が引き締まる思いです。
さて、そのようなメールやコメントのなかで、ひとつだけ気になることもあります。
それは、「足す」ことを心掛けていられるのだけれども、「捨てる」を苦手とする方が多いように思うからです。
さて今日は、この「捨てる」という視点について触れたいと思います。
あなたの考え方のヒントになれば幸いです。
欲しいものは手に入れる、が、捨てられない……
「欲しいものはすべて手に入れている」ということに、気づかれていない方が多いように思います。
しかも、捨てられていないことが多くあるため、「手に入っているもの」と「いらないもの」が混乱し混線しているようなのです。
たとえば……
子ども小さいにイライラしてしまう
旦那さんにあたってしまう
旦那さんとの会話がない
なんとなくさみしい
なんとなく腹が立つことが多い
仕事が忙しくてプライベートが持てない、でも休めない
などという状態にあるならば、「兎にも角にも休んでください!」といいます。
けれども、「休んでください!」に対して、「でも……」とおっしゃる方がとても多いのです。
休むことができれば苦労はしない! と叫ばれる方もいます。
ところが、ほとんどの方が、ご自身の置かれた「休めない」という状況がどのような状態にあるのかが、イメージできていません。
これがどのような状態にあるか、というと……
やっていることと、いっていることがチグハグな状態です。
鍋に水を入れて温めているにもかかわらず、「氷を作ってるんですけど、なかなかできなくて困っているんです!」と、おっしゃっているようなものです。
「捨てる」とはどういうこと?
イライラを子どもにぶつけたくない
旦那さんと仲良くしたい
というならば、たとえば、
仕事を減らして自分の時間を作る
家事をしない日を作ってボーっとする
子どもを預かってもらって夫婦二人でデートにいく……
イライラしないために
子どもにあたらないために
旦那さんと仲良くするために
工夫をすればできることがたくさんあるのです。
ところが
仕事を減らすとお金がなくなります」
「家事をしないって、どうしたらいいですか?」
「子どもを預かってくれる先がありません」
とおっしゃる方がとても多く、それでもやっぱり「イライラしたくない」「子どもにあたらないようにしたい」「旦那さんと仲良くしたい」とおっしゃいます。
残念ですが、「わたしはわたしのままで(行動を変えず)楽になりたい」というのは、到底無理です。
これをしたらいいですよ
こうやると楽になりますよ
休んでください
という「行動」をお伝えしても、「いやそれは……」「でも……」となる。
それは、「わたしはわたしのままで(行動を変えず)楽になりたい」というのと同じです。
これまでの「行動」と同じようなことばかりをし、「わたしのまま」に知識を足しても、現実が変わることはありません。
でもだからこそ、「捨てる」なのです。
「捨てる」というのは、なにも、ものを捨てることばかりではありません。
これまでやっていたことを「やらない」、ということも「捨てる」ということです。
あるいは、こだわりを「捨てる」、執着を手放す、という意味でもあります。
心にゆとりのある生活ができていないならば、心にゆとりのできないことをやめて、心にゆとりができることを、することです。
しんどいう自分を捨ててください。
自分がしんどくなることを、辞めてください。
応援しています。
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